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四苦八苦

読み方

しく はっく

意味

非常に苦しむこと。ひどく苦労して困り抜くこと。もとは仏教で、人が生きるうえで避けがたい多くの苦しみを指す語だが、現代では仕事・勉強・人間関係などで、問題が多くて大変な思いをする様子を広く表す。

由来

古代インドの仏教で説かれた「四苦」と「八苦」に由来する語。漢訳仏典を通じて成立し、日本には仏教伝来後の6世紀半ば以降に伝わり、平安期までに仏教語として定着したと考えられる。四苦は生・老・病・死、八苦はこれに愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦を加えたもの。

備考

本来は仏教語。現代では宗教色を強く意識せず、「とても苦労する」「ひどく困る」という意味で日常会話や文章に広く使われる。

例文

  • 締め切り直前になって資料の不備が見つかり、担当者は四苦八苦して修正した。
  • 慣れない土地での子育てに四苦八苦しながらも、少しずつ生活のリズムをつかんできた。
  • 彼は難解な古文書の解読に四苦八苦していたが、最後には重要な記述を見つけた。
  • 新しいシステムの操作が複雑で、社員たちは導入初日に四苦八苦した。
  • 大雪で交通機関が止まり、旅行者は帰宅の手段を探すのに四苦八苦した。

類義語

  • 悪戦苦闘
  • 艱難辛苦
  • 七転八倒
  • 苦心惨憺

対義語

  • 安穏無事
  • 平穏無事
  • 悠々自適

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