和魂洋才
読み方
わこん ようさい意味
日本固有の精神や価値観を保ちながら、西洋の学問・技術・制度などのすぐれた点を取り入れて活用すること。特に近代化の過程で、日本らしさを失わずに欧米文明を受け入れようとする考え方を表す。由来
平安期以来の語「和魂漢才」を踏まえて、幕末から明治初期(1850〜1870年代ごろ)に成立・普及した表現とされる。西洋の学問や技術を導入しつつ、日本の精神的基盤は守るという近代化の理念を表す語で、佐久間象山らの思想と近い文脈で語られた。厳密な初出年は定かでない。備考
明治日本の近代化を説明する語として有名。現代でも、伝統を守りつつ海外の知識や技術を取り入れる姿勢を表すが、やや歴史的で硬い響きがある。例文
- 明治政府は、和魂洋才を掲げて西洋の制度や技術を積極的に取り入れた。
- 彼の経営方針は、伝統を守りながら最新技術を活用する和魂洋才そのものだ。
- この学校では、礼節を重んじつつ科学教育を充実させる和魂洋才の精神を大切にしている。
- 老舗の和菓子店が海外市場向けの商品を開発する姿勢は、まさに和魂洋才と言える。
- 建築家は、木造の美意識に最先端の設備を組み合わせ、和魂洋才の家づくりを目指した。
類義語
- 和洋折衷
- 東洋道徳西洋芸術
- 伝統と革新の融合
対義語
- 崇洋媚外
- 攘夷思想