名存実亡
読み方
めいそん じつぼう意味
名前や形式だけは残っているが、肝心の中身や実質はすでに失われていることを表す四字熟語。制度・組織・約束・肩書きなどが、表向きには存在していても実際には機能していない状態にいう。由来
中国古典に由来する漢語表現です。「名」は名目・名称、「存」は残る、「実」は実体・実質、「亡」は失われる意を表し、「名は存し実は亡ぶ」という意味になります。古代中国に淵源をもつ語で、戦国〜漢代ごろの漢文的発想に連なると考えられますが、正確な初出ははっきりしません。備考
やや硬い書き言葉で、政治・制度・組織・契約などの実質欠如を述べる際によく使います。個人関係にも使えますが、公的・抽象的な対象との相性がよい語です。例文
- その委員会は設置されたままだが、近年は一度も開かれておらず名存実亡だ。
- 制度は残っていても予算も人員もなく、名存実亡の状態に陥っている。
- 両社の提携は発表以来ほとんど動きがなく、今では名存実亡と見られている。
- 会則こそ存在するが守る人がいないため、その規則は名存実亡である。
- かつての同窓会組織は役員の高齢化で活動が止まり、名存実亡となった。
類義語
- 有名無実
- 看板倒れ
- 形骸化
- 羊頭狗肉
対義語
- 名実相伴う
- 名実ともに備わる
- 実至名帰