口蜜腹剣
読み方
こうみつふくけん
意味
口では甘いことを言いながら、腹の中では害意や悪意を抱いていること。表面上は親切でも内心は敵対的なさま。
由来
中国の成語に由来。唐代の宰相・李林甫が「口に蜜あり、腹に剣あり」と評された故事(『旧唐書』『新唐書』など)に基づく。成立年は不詳だが唐代(7〜8世紀頃)の逸話にさかのぼる。
備考
強い非難語。人物や態度を批判的に述べるときに用いる。会話より文章語寄りで、直接面と向かって使うと角が立つ。
例文
- 彼は取引先には愛想よく接するが、実は口蜜腹剣のタイプだ。
- 甘い誘い文句に乗せられたが、後で口蜜腹剣だったと気づいた。
- 口蜜腹剣な上司の称賛ほど信用できないものはない。
- 笑顔で近づいてくる相手ほど、口蜜腹剣を疑って慎重に対応した。
- 表では協力を約束しつつ裏で妨害するとは、まさに口蜜腹剣だ。
類義語
- 笑裏蔵刀
- 面従腹背
- 羊頭狗肉
- 二枚舌
対義語
- 表裏一致
- 率直真摯
- 誠心誠意