勧善懲悪
読み方
かんぜんちょうあく
意味
善を勧めて奨励し、悪を戒めて罰すること。社会や物語の基本的な価値観として、善は報われ悪は裁かれるべきだという考え方。
由来
中国の儒教的な思想・漢籍に由来する語で、善をすすめ悪をこらしめるという政治・教化の理念を表す。日本への伝来時期の厳密な年は不明だが、漢文受容が進んだ古代〜中世以降に一般化したとされる。
備考
物語の型(時代劇・ドラマ等)としてよく用いられる。現実問題に当てはめると「単純すぎる」と批判的に使うこともある。
例文
- この時代劇は勧善懲悪の筋立てで、最後に悪代官が成敗される。
- 子ども向けの物語は勧善懲悪がわかりやすく、道徳の学びにもなる。
- 彼の発言は勧善懲悪に単純化しすぎて、現実の複雑さを無視している。
- 捜査ドラマでも、視聴者が求めるのは勧善懲悪のカタルシスだ。
- 行政は勧善懲悪だけでなく、再発防止や更生の視点も必要だ。
類義語
- 因果応報
- 自業自得
- 悪因悪果
- 賞善罰悪
- 善因善果
対義語
- 勧悪懲善
- 善悪不分
- 是非不分
- 善悪無記