功成名遂
読み方
こうせい めいすい意味
功績を立てて目的を果たし、同時に名声も得ること。長年の努力の結果として社会的な成功や高い評価を確立し、世に名が知られる状態をいう。単に有名になるだけでなく、実際の実績が伴っている点を含んで使われることが多い。由来
中国戦国時代の思想書『墨子』の「修身篇」に見える句に由来するとされる。成立はおよそ紀元前4〜3世紀ごろ。功を成し、名を遂げる、すなわち功績を立てて名声を確立する意で、日本では漢文訓読の影響から「功成り名を遂げる」の形でも用いられる。備考
中国古典由来のやや硬い文章語。現代日本語では日常会話より、歴史小説・評伝・論説などで見られる。「功成り名を遂げる」と訓読調で言うこともある。例文
- 若くして会社を上場させた彼は、まさに功成名遂の人といえる。
- 長年の研究が世界的に評価され、教授は功成名遂のうちに退官した。
- 戦国の武将たちは、功成名遂を夢見て戦場へ向かった。
- 功成名遂してもなお驕らず、部下への配慮を忘れない姿勢が尊敬を集めた。
- 祖父は『功成名遂の後こそ身を慎め』と、よく私たちに言い聞かせた。
類義語
- 立身出世
- 名を成す
- 功名成就
- 栄達
対義語
- 徒労無功
- 功敗垂成
- 無名小卒