前後不覚
読み方
ぜんご ふかく意味
酒にひどく酔ったり、強い衝撃や病気などで意識がはっきりしなくなったりして、自分の置かれた状況や周囲のことがまったくわからなくなること。正体を失うこと。由来
特定の中国古典を典拠とする成句ではなく、成立時期は未詳です。漢語の「前後」(前もうしろも、転じて周囲や状況)と「不覚」(意識がない、正体を失う)を組み合わせた表現で、近世以降には「前後もわからない」という意味で広く定着したと考えられます。備考
主に酒で正体を失う場合に多く使いますが、驚き・悲しみ・病気などで意識が混乱する場合にも用います。やや硬めの表現で、軽いぼんやりにはあまり使いません。例文
- 忘年会で飲みすぎて前後不覚になり、気づいたら自宅の布団で寝ていた。
- 突然の事故の知らせを聞いた彼女は、しばらく前後不覚の状態だった。
- 前後不覚になるまで飲むのは危険だから、今日はこの辺で切り上げよう。
- 駅前では、前後不覚の酔客がベンチに横たわっていた。
- 高熱と睡眠不足が重なって前後不覚となり、救急外来を受診した。
類義語
- 泥酔
- 酩酊
- 人事不省
- 正体を失う
対義語
- 意識明瞭
- 正気
- 冷静沈着