刻苦精励
読み方
こっく せいれい意味
苦労や困難に耐えながら、学問・仕事・修行などに一心に励むこと。楽をせず、身を削るような努力を続け、目標達成のために熱心に取り組む姿勢を表す。由来
「刻苦」は、身を刻まれるような苦しみに耐えて努力する意の漢語、「精励」は精を出して励む意の漢語。二語を重ねて、困苦に耐えて勤勉に努めることを表す成語となった。中国漢籍由来の語彙を背景にもつが、「刻苦精励」としての初出年は不詳。日本では近世から近代以降の漢文訓読・修身的な文章で用いられたと考えられる。備考
硬い文章語で、日常会話よりも挨拶文・評伝・訓示・作文などに向く。努力を称える肯定的表現だが、やや古風で精神主義的に響くこともある。例文
- 彼は家計を助けながら夜学に通い、刻苦精励の末に医師になった。
- 創業期の社員たちは、資金も人手も足りない中で刻苦精励して会社を支えた。
- 刻苦精励を重ねた研究が、十年後にようやく大きな成果として結実した。
- 師は弟子たちに、才能よりも刻苦精励の姿勢を大切にせよと説いた。
- 彼女の合格は偶然ではなく、毎日の刻苦精励によって勝ち取ったものだ。
類義語
- 刻苦勉励
- 精励恪勤
- 奮励努力
- 努力奮闘
- 粉骨砕身
対義語
- 怠惰放逸
- 遊惰放逸
- 無為徒食
- 放逸懶惰