利害相反
読み方
りがい そうはん意味
立場や当事者の利益・不利益が互いに食い違い、一方に有利な判断や行動が他方には不利になる関係や状態をいう。特に法律・企業統治・研究倫理などで、公正な判断を妨げるおそれがある場合に用いられる。由来
「利害」は利益と損害、「相反」はたがいに反することを表す漢語。中国古典の著名な成句としてよりも、近代以降の日本語で法律・行政・経済の文脈において組み合わされ、定着した表現と考えられる。正確な初出年は特定しにくいが、明治末から大正期ごろには同種の用法が広まっていた。備考
法律・企業統治・研究倫理などでよく使う硬い語。日常会話ではやや堅く、実務ではほぼ同義の「利益相反」の形がより一般的な場合もある。例文
- 取締役が会社と個人の双方の立場で契約に関わると、利害相反が生じるおそれがある。
- 弁護士は依頼者同士に利害相反がないか、受任前に確認しなければならない。
- 研究者は企業から資金提供を受けている場合、利害相反の有無を開示する必要がある。
- 審査員が応募者の親族であるなら、利害相反の観点から辞退するのが望ましい。
- 地域開発を進めたい企業と自然環境を守りたい住民は、しばしば利害相反の関係に立つ。
類義語
- 利益相反
- 利害衝突
- 背反
対義語
- 利害一致
- 利益一致