内憂外患
読み方
ないゆう がいかん意味
内部にある心配事やもめごと(内憂)と、外部から受ける脅威や災い(外患)をあわせていう語。特に国家や組織が、内政の混乱と対外的な危機を同時に抱えている状態を指す。転じて、会社や個人が内外の問題に苦しむ場合にも使われる。由来
中国古典に由来する漢語です。「内憂」は国内・内部の不安や争い、「外患」は国外・外部からの侵略や災難を意味します。厳密な初出は特定しにくいものの、古代中国の政治・史書の文脈で成立した表現とされ、春秋戦国時代から前漢期(紀元前5〜2世紀ごろ)にさかのぼると考えられています。備考
本来は国家の内政不安と外国からの脅威をいう語。現代では企業や団体などが内外の問題を同時に抱える比喩としても使う。やや硬い文章語。例文
- 当時の王朝は、財政難という内憂と周辺国の侵攻という外患に苦しんでいた。
- 新政権は党内対立と外交問題を抱え、まさに内憂外患の状態にあった。
- 会社は不祥事による信頼低下に加え、市場縮小にも直面し、内憂外患と言える状況だ。
- 幕末の日本は、国内の動乱と列強の圧力という内憂外患の時代を迎えていた。
- 小国が内憂外患を乗り切るには、指導力だけでなく国民の結束も欠かせない。
類義語
- 内外交迫
- 多事多難
- 四面楚歌
対義語
- 天下太平
- 泰平無事
- 平穏無事