内憂外患
読み方
ないゆうがいかん
意味
国内に心配事(内憂)があり、同時に国外からの侵略・干渉などの脅威(外患)も受けること。内にも外にも問題を抱えた危機的状況。
由来
中国古典に由来する語で、「内憂」は国内の乱れ、「外患」は外敵の侵入・国難を指す。明確な成立年代は不詳だが、古代中国の文献で用例が見られ、日本には漢籍受容(奈良〜平安期)以降に広まったとされる。
備考
国家・組織など大きな主体の危機を述べる硬い語。日常会話より評論・報道・文章語で多い。「内憂」は内部問題、「外患」は外部からの脅威。
例文
- 政権は内憂外患にさらされ、改革どころではなかった。
- 内憂外患の状況で、指導者には冷静な判断が求められる。
- 社内の不祥事に加え、競合の攻勢もあり、わが社は内憂外患だ。
- 内憂外患を乗り越えるには、まず足元の問題を立て直す必要がある。
- 内憂外患の折、国民の不安は一気に高まった。
類義語
- 内外交迫
- 内憂外難
- 四面楚歌
- 多事多難
対義語
- 内外泰平
- 天下泰平
- 国泰民安