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六根清浄

読み方

ろっこん しょうじょう

意味

仏教語で、眼・耳・鼻・舌・身・意の六根、つまり感覚器官と心の働きから生じる迷いや煩悩を離れ、身も心も清らかな状態になること。転じて、欲や雑念を払い、精神を清めることもいう。

由来

仏教に由来する語で、「六根」は眼・耳・鼻・舌・身・意、「清浄」はけがれがないことを指す。古代インド仏教の思想に基づき、経典では『法華経』などに関連する概念として見られる。日本では仏教受容後、奈良〜平安時代(8〜12世紀ごろ)に広まり、修験道や山岳信仰の掛け声としても定着した。正確な初出年は不詳。

備考

仏教・修験道の色彩が強い語。日常会話ではやや古風で、比喩的に『心身を清める』意味でも使う。山岳信仰では掛け声として特に有名。

例文

  • 修験道の行者たちは、滝に打たれながら『六根清浄』と唱えた。
  • 登山の前に、参加者全員で六根清浄を祈願した。
  • 彼は都会の雑念を離れ、寺での座禅を通して六根清浄の境地を目指した。
  • 昔の巡礼者は、山道を歩きながら六根清浄と声を合わせたという。
  • この祭りには、身を清めて六根清浄を願う古い風習が残っている。

類義語

  • 清心寡欲
  • 無欲恬淡
  • 身心清浄

対義語

  • 煩悩具足
  • 心身不浄

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