八面六臂
読み方
はちめん ろっぴ意味
一人で何人分もの仕事や役割をこなすほど、非常にめざましく活躍すること。多方面に気を配り、次々と仕事を処理する様子をいう。現代では、能力が高く精力的に働く人をほめて言うことが多い。由来
仏教由来の漢語で、もとは仏像・神像などの「八つの顔と六本の腕」を表した語です。中国の仏教語として成立し、宋代(10〜11世紀)ごろまでには用例が見られるとされ、日本にも漢文・仏教語として伝わりました。そこから転じて、一人で多方面に働くさまの比喩となりました。明確な初出年は不詳です。備考
本来は仏像などの姿も指しますが、現代では比喩用法が中心です。『八面六臂の活躍』『八面六臂ぶり』の形で使うことが多く、基本的に褒め言葉です。例文
- 新規事業の立ち上げで、彼女は営業も広報も担当し、まさに八面六臂の活躍だった。
- 学園祭当日は、実行委員長が会場設営から司会進行までこなし、八面六臂ぶりを見せた。
- けが人が続出した試合で、そのベテラン選手は攻守にわたって八面六臂の働きをした。
- 人手不足の店では、店長が調理、接客、会計を一人で回し、八面六臂というほかなかった。
- 災害対応の現場で、自治体職員たちは昼夜を問わず八面六臂の活動を続けた。
類義語
- 獅子奮迅
- 大車輪
- 東奔西走
- 大活躍
対義語
- 無為徒食
- 怠惰
- 無気力
- 無能無力