先見之明
読み方
せんけん の めい意味
物事が起こる前に、その成り行きや将来の結果を見抜く優れた判断力・洞察力のこと。時代の変化や危険、成功の可能性などを早くから見通す能力をいう。由来
中国の史書『後漢書』楊彪伝に見える「先見之明」に由来するとされる。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半(432〜445年頃)に編纂した書で、将来を見通す賢明さを表す語として用いられた。備考
現代では「先見の明」と仮名交じりで書くのが一般的。「之」は漢文調の表記で、改まった文章や四字熟語として用いられる。例文
- 彼が十年前に再生可能エネルギーへ投資したのは、まさに先見之明があったからだ。
- 市場の変化を読み、早めに事業転換した社長には先見之明があった。
- その研究者の先見之明によって、感染症対策は大きく前進した。
- 若いうちから海外展開を進めた判断は、今思えば先見之明のある決断だった。
- 先見之明を持つ人は、目先の利益だけでなく長期的な流れを見ている。
類義語
- 先見性
- 洞察力
- 慧眼
- 遠見卓識
- 炯眼卓識
対義語
- 後知恵
- 短慮
- 浅慮
- 近視眼的
- 目先主義