優勝劣敗
読み方
ゆうしょう れっぱい意味
能力・条件などのすぐれた者やものが勝ち残り、劣った者やものが敗れて退いていくこと。生物の生存競争だけでなく、企業間競争や社会の競争原理について述べる際にも用いられ、優れたものが生き残り、劣るものが淘汰されるという考え方を表す。由来
字義は「優れたものが勝ち、劣ったものが敗れる」。中国古典に明確な典拠をもつ成句というより、近代に成立・定着した漢語表現とされる。日本では西洋の進化論・社会進化論が受容された19世紀後半、明治10~20年代ごろに広まったとみられるが、厳密な初出ははっきりしない。備考
進化論・社会論・市場競争の文脈で使われることが多い。やや硬い語で、競争を肯定・正当化する冷たい響きを伴う場合があるため、使用場面に注意。例文
- 資本主義の市場では、しばしば優勝劣敗の原理が働く。
- 生物の進化を単純に優勝劣敗だけで説明するのは不十分だ。
- 不況が続き、業界内の優勝劣敗がいっそう鮮明になった。
- 彼はプロの世界を優勝劣敗の厳しい舞台だと語った。
- 教育まで優勝劣敗の論理で割り切るべきではないという意見もある。
類義語
- 弱肉強食
- 適者生存
- 自然淘汰
対義語
- 共存共栄
- 相互扶助
- 共生共栄