仰天長嘆
読み方
ぎょうてん ちょうたん意味
非常な驚きや悲しみ、あきれなどのあまり、思わず天を仰いで長くため息をつくこと。思いがけない出来事に強い衝撃を受け、深く嘆くさまを表す。由来
中国古典に見られる漢語的表現に由来するとされます。「仰天」は天をあおぐこと、「長嘆」は長くため息をつくことを意味します。明確な初出や成立年は不詳ですが、日本では漢籍受容が進んだ平安期以降、漢文訓読の素養の中で理解・使用されてきたと考えられます。備考
やや文語的・文章語的な表現で、日常会話ではそれほど多くありません。単なる驚きではなく、驚きに悲嘆や落胆が伴う場面で使うと自然です。例文
- 突然の訃報に接し、参列者はあまりの衝撃に仰天長嘆した。
- 目前まで進んでいた計画が一夜で白紙になり、担当者は仰天長嘆した。
- 自分の失言が大問題になったと知り、彼は会議室で仰天長嘆した。
- 史料には、敗戦の報を聞いた将が仰天長嘆したと記されている。
- その小説は、主人公が運命の皮肉に仰天長嘆する場面で幕を閉じる。
類義語
- 愕然失色
- 茫然自失
- 呆然自失
- 天を仰いで嘆く
対義語
- 泰然自若
- 神色自若
- 平然自若