人心収攬
読み方
じんしん しゅうらん意味
人々の心をうまくつかみ、自分や組織の方へ引き寄せて従わせること。特に、政治家・指導者・組織の責任者などが、支持や信頼を得るために働きかける場合にいう。由来
「人心」は人々の心・民衆の気持ち、「収攬」は収め集めて手中におさめる意の漢語。中国語の「收攬人心」と同系の表現で、漢籍由来の語彙をもとに日本でも政治・軍事・統治の文脈で用いられた。特定の古典や初出年は不詳で、定着時期も明確ではないが、近世から近代以降の文章語で広く見られる。備考
硬い文章語で、政治・経営・軍事史などに多い。単なる信頼獲得だけでなく、相手を取り込む・操るという含みを帯びることもある。例文
- 新政権は減税策を打ち出し、人心収攬を図った。
- 彼は部下の不満を丁寧に聞き、巧みに人心収攬に努めた。
- 災害後の迅速な支援は、首長の人心収攬に大きく役立った。
- 人気取りだけの人心収攬では、長期的な信頼は得られない。
- 戦国大名にとって、領民への保護政策は重要な人心収攬策だった。
類義語
- 人心掌握
- 民心掌握
- 衆望獲得
- 懐柔
- 籠絡
対義語
- 人心離反
- 人心離散
- 離心離徳
- 民心離反