事大主義
読み方
じだい しゅぎ意味
自分より強い国・勢力・権力者に進んで従い、その威勢を借りて自分の安全や利益を保とうとする考え方や態度。主体性や独立性を失い、強者に迎合する姿勢を批判的にいう語。由来
「事大」は中国古典の『孟子』(戦国時代、紀元前4〜3世紀ごろ成立)に見える「小を以て大に事う」などの考えに由来し、小国が大国に仕える意をもつ。これに「主義」が付いて、近代以降、特に明治期以後の日本語で、強大な勢力に従属・迎合する態度を指す語として用いられるようになった。正確な造語年は不明。備考
多くの場合、批判的・否定的に使う。外交史、とくに朝鮮王朝の対明・対清関係を論じる文脈でも用いられるが、現代では組織内の権力迎合にも使う。例文
- その国の外交政策は、隣の大国への事大主義だと批判された。
- 社長の顔色ばかりうかがう幹部たちの態度には、事大主義がにじんでいる。
- 事大主義に陥れば、短期的な安全は得られても、長期的には自主性を失う。
- 彼は権力者に近づくことを出世の近道と考える事大主義者だ。
- 弱い立場だからといって、常に事大主義を選ぶ必要はない。
類義語
- 大国追随
- 強者迎合
- 権力迎合
- 長い物には巻かれろ
- 付和雷同
対義語
- 自主独立
- 独立自尊
- 自主自立
- 不屈独立