乱臣賊子
読み方
らんしん ぞくし意味
君主に背いて国を乱す家臣と、親に背いて害をなす子のこと。転じて、恩義や秩序を踏みにじる極悪人、反逆者、不忠不孝の者を強く非難していう語。主に文章語・歴史的文脈で使われる。由来
中国の儒教古典『孟子』「滕文公下」の「孔子成春秋而乱臣賊子懼」に由来するとされる。孔子が『春秋』を編み、善悪を明らかにしたため、反逆する臣や親を害する子が恐れた、という文脈である。成立は中国戦国時代、紀元前4〜3世紀ごろ。備考
中国古典由来の非常に強い非難語。現代の日常会話ではまれで、歴史・思想・評論などの文章で使われることが多い。相手への直接使用は強い攻撃性を帯びる。例文
- 史書は、その武将を乱臣賊子として厳しく断罪している。
- 儒教的な価値観のもとでは、主君に弓を引く者は乱臣賊子と見なされた。
- 政敵を乱臣賊子と決めつけるだけでは、健全な議論にならない。
- 古典を読むと、乱臣賊子という語には強い道徳的非難がこめられていると分かる。
- 王朝末期には、朝廷は反乱軍の首領を乱臣賊子と記録した。
類義語
- 逆臣賊子
- 反逆者
- 国賊
- 不忠不孝の者
対義語
- 忠臣孝子
- 忠臣義士
- 忠孝両全