不羈奔放
読み方
ふき ほんぽう意味
何ものにも縛られず、のびのびと自分の思うままに振る舞うこと。型にはまらない自由さや強い個性を表し、芸術家や豪快な人物像をほめていうことが多い。ただし、文脈によっては抑制が足りず、勝手気ままだという含みを持つこともある。由来
「不羈」は中国古典に見える語で、もとは馬に手綱やくつわをかけず縛らないことから、転じて束縛されないことをいう。「奔放」も中国由来の漢語で、勢いのままにのびやかなさまを表す。両語を重ねた漢語表現が日本に伝わったもので、正確な初出年は不明だが、近世以前から漢文・文章語として用いられてきたと考えられる。備考
文章語でやや硬く、人物評や芸術評論でよく使う。多くは創造性や豪快さを肯定的に述べるが、文脈によっては無遠慮・身勝手という含みも帯びる。例文
- 彼の不羈奔放な発想が、新しい広告企画を成功へ導いた。
- 若い頃のその画家は、不羈奔放な筆づかいで美術界に衝撃を与えた。
- 祖父は不羈奔放な旅人で、思い立つと一人で遠方へ出かけてしまった。
- 評伝では、作家の不羈奔放な生き方と作品世界の関係が詳しく論じられている。
- 不羈奔放であることと、周囲への配慮を欠くことは同じではない。
類義語
- 自由奔放
- 豪放磊落
- 天衣無縫
対義語
- 循規蹈矩
- 規行矩歩
- 謹厳実直