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不即不離

読み方

ふそく ふり

意味

二つのものの関係が、ぴったり一致しているわけでも、完全に離れているわけでもなく、ほどよい距離を保っていること。人間関係では、親しすぎず疎遠すぎない状態をいい、物事の関係では、密接だが同一ではないあり方を表す。

由来

中国仏教に由来する語で、漢訳仏典で用いられた表現とされる。『即』は「一体となる・近づく」、『離』は「離れる」の意で、そのどちらにも偏らない関係を示す。遅くとも中国の六朝〜唐代(6〜9世紀)には見られ、日本へは仏教伝来後に伝わった。

備考

やや硬く文章語的な表現。日常会話では「付かず離れず」と言い換えることが多い。人間関係だけでなく、組織・思想・制度などの関係にも使える。

例文

  • 上司とは不即不離の関係を保つほうが、長く働きやすい。
  • 成人した子どもとは、不即不離の距離感で接するのが理想だ。
  • その会社は親会社と不即不離の立場を保ちながら独自性を出している。
  • 政治と宗教は不即不離であるべきだという議論がある。
  • 彼は伝統と革新の不即不離の関係を意識して作品を作っている。

類義語

  • 付かず離れず
  • 遠からず近からず
  • 適度な距離を保つ

対義語

  • 親密無間
  • 一心同体
  • 没交渉

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