上意下達
読み方
じょうい かたつ意味
上の立場にいる人の意思・命令・方針が、下の立場の人へ順に伝えられ、実行されることをいう。官庁・軍隊・企業などの階層的な組織で使われやすい。現代では、現場の意見が上に届きにくい一方向の運営を批判的に表すことも多い。由来
「上意」は上位者の意向、「下達」は下へ伝え届ける意。中国古典系の漢語表現を背景にもつと考えられるが、特定の典拠や正確な初出年は不詳。日本では明治期以降、官庁・軍隊・企業などの階層組織を表す語として広く定着した。備考
中立的にも使えるが、現代では『上だけが決めて下が従う』硬直的な組織文化を批判して使うことが多い。対語は「下意上達」。例文
- 上意下達の強い会社では、現場の提案が採用されにくい。
- 戦前の軍隊は、典型的な上意下達の組織だったと評される。
- 社長の交代後、この部署は上意下達だけでなく対話も重視するようになった。
- その改革案は上意下達で進められたため、現場に混乱が生じた。
- 自治体運営に上意下達の姿勢が強すぎると、住民の声が届かなくなる。
類義語
- トップダウン
- 上からの指示
- 一方的な命令伝達
対義語
- 下意上達
- ボトムアップ
- 双方向の意思疎通