三面六臂
読み方
さんめん ろっぴ意味
一人で何人分もの仕事をこなすほど、非常に活発に働き、抜群の能力を発揮すること。もとは三つの顔と六本の腕を持つ超人的な姿をいい、そこから転じて、同時に多方面で目覚ましく活躍する人やその働きぶりをたとえる。由来
もとは仏教美術・仏典で、阿修羅などの超人的な力を表すために「三つの顔と六本の腕」の姿で描いたことに由来する。中国訳仏典を経て日本にも伝わり、少なくとも奈良時代(8世紀ごろ)にはこうした造形が知られていたと考えられる。比喩表現としての厳密な初出年は不詳。備考
人の目覚ましい働きや、多方面での活躍をほめていうことが多い。文字どおりの姿を指す場合は仏像・神像の説明で、比喩用法とは区別される。例文
- 彼女は新規事業の立ち上げで、三面六臂の活躍を見せた。
- 人手不足の店で、店長は接客に調理に会計にと三面六臂だった。
- 災害対応の現場では、若い医師が三面六臂の働きをしている。
- 文化祭前日、実行委員長は三面六臂の忙しさで校内を駆け回った。
- あの俳優は舞台、映像、司会までこなし、その三面六臂ぶりが話題になった。
類義語
- 八面六臂
- 獅子奮迅
- 縦横無尽
- 多芸多才
対義語
- 非力
- 無能
- 力不足