三尺秋水
読み方
さんじゃく しゅうすい意味
研ぎ澄まされた鋭い刀剣のこと。「三尺」は刀の長さ、「秋水」は秋の澄んだ水のように冴えた光をいう。転じて、冷たく鋭く光る名刀や抜き身の刀を文学的に表す語。由来
中国古典の漢語表現に由来する。「三尺」は古代中国で剣の標準的な長さを指し、「秋水」は澄み切った秋の水から、刀身の冴えた光のたとえとなった。成立した年や特定の出典は不詳で、日本では漢詩文・武家文学を通じて用いられた。備考
現代の日常会話ではほとんど使わず、漢詩・時代小説・武士を描く文章などで見られる雅語・文語的表現。比喩として鋭い批評にも使える。例文
- 武士は腰の三尺秋水に手をかけ、静かに相手を見据えた。
- 月明かりを受けて、抜き放たれた三尺秋水が青白く光った。
- 彼の文章は三尺秋水のように鋭く、読者の甘えを断ち切る。
- 床の間には、先祖伝来の三尺秋水が大切に飾られている。
- 決闘の場に立つ二人の間で、三尺秋水だけが冷たい光を放っていた。
類義語
- 利剣
- 名刀
- 宝刀
- 白刃
- 秋水
対義語
- 鈍刀
- 鈍刃
- なまくら