三世因果
読み方
さんぜ いんが意味
仏教で、過去世・現在世・未来世の三世にわたって、すべての出来事には原因と結果のつながりがあるという考え。前世の行いが現世の境遇を生み、現世の行いが来世の報いを招く、という因果の連続をいう。由来
「三世」は過去世・現在世・未来世、「因果」は原因と結果、特に業とその報いを表す仏教語。古代インド仏教の輪廻・業報思想に由来し、中国訳仏典を通じて日本へ伝わった。日本での定着時期は不詳だが、仏教伝来後の6世紀・飛鳥時代以降に広まったと考えられる。備考
仏教的な輪廻観を前提にする語。日常会話ではやや硬く、説法・文学・思想説明で使われることが多い。差別や不幸の正当化に用いるのは不適切。例文
- 彼は不遇を嘆くだけでなく、三世因果の教えとして自らの行いを省みた。
- 祖母は、善い行いは必ず未来に返ってくると、三世因果を説いてくれた。
- この物語では、主人公の苦難が三世因果によって説明されている。
- 三世因果を信じる人にとって、日々の小さな善行にも大きな意味がある。
- 僧侶は法話の中で、三世因果と因果応報の関係をわかりやすく語った。
類義語
- 因果応報
- 三世因縁
- 業因業果
- 善因善果
- 悪因悪果