一鼓作気
読み方
いっこさっき
意味
物事を始めるとき、最初の勢いで一気にやり遂げること。途中で気力を緩めず、初動の気迫を保って勝負する意。
由来
中国の古典『春秋左氏伝』(魯荘公十年・長勺の戦い)の「一鼓作気、再而衰、三而竭」に由来。太鼓が鳴る最初の一打で兵の士気が最も高まることを説く。成立年代は春秋時代の故事で、編纂は前漢期(紀元前1世紀頃)とされる。
備考
本来は「一鼓作気、再而衰、三而竭」の一部。良い意味での勢いを言うが、無謀な突進の評価にはならない文脈に注意。表記は「一鼓作氣」もある。
例文
- 試験勉強は一鼓作気で、最初の一週間に基礎を固めた。
- 企画の立ち上げは一鼓作気が肝心だ。初動で流れを作ろう。
- マラソンは一鼓作気で飛ばすと後半がもたない。
- 交渉は一鼓作気で畳みかけ、相手の迷いがあるうちに合意へ持ち込んだ。
- 改革は一鼓作気に進めたいが、現場の理解も丁寧に積み上げる必要がある。
類義語
- 一気呵成
- 一気に
- 気炎万丈
- 勇往邁進
- 破竹之勢
対義語
- 優柔不断
- 意気消沈
- 気息奄奄
- 再三再四