一言九鼎
読み方
いちごんきゅうてい
意味
一度口にした言葉が非常に重く、国家の宝にも等しい価値を持つこと。また約束や発言が絶対に覆らないほど重要であるたとえ。
由来
中国戦国時代の故事に由来する成語。「九鼎」は周王朝の伝国の宝とされる九つの鼎で、国家権威の象徴。『史記』などに見える「一言、九鼎に当たる(匹敵する)」の趣旨から成立(成立年代の特定は不詳)。
備考
重い約束・発言をたたえる文脈で用いる。やや硬い文章語。日常会話よりスピーチや論評向き。「九鼎」は非常に重い宝物の比喩。
例文
- 社長の発言は一言九鼎だ、軽々しく口にしないでほしい。
- 彼は一言九鼎を信条として、約束したことは必ず守る。
- 交渉の場での合意は一言九鼎、後から条件を変えるのは難しい。
- 大臣の声明は市場に影響する。一言九鼎の自覚を持つべきだ。
- あの裁定は一言九鼎として受け止められ、議論は終息した。
類義語
- 一言千金
- 一諾千金
- 金科玉条
- 言行一致
対義語
- 軽薄短小
- 朝令暮改
- 二枚舌
- 口先三寸