一衣帯水
読み方
いちいたいすい
意味
一筋の帯のように細い水(川や海峡)を隔てて非常に近いこと。転じて、地理的に近く交流しやすい関係をいう。
由来
中国の故事に由来。隋の文帝(6世紀末ごろ)が長江を「帯のような一本の水」と表現し、対岸の陳を「一衣帯水」として近さを説いたとされる(正確な初出年代は諸説)。日本へは漢籍を通じて伝来。
備考
主に国家・地域・組織など「近接した関係」を述べる硬めの語。近さを根拠に友好や交流を語る文脈で多い。単に仲が良い意味ではない。
例文
- 日本と韓国は一衣帯水の隣国で、人的往来も多い。
- 海峡を挟むだけの一衣帯水の距離だから、日帰り旅行も可能だ。
- 一衣帯水の関係にある両国は、対立より協力が求められる。
- 一衣帯水の地域同士で災害支援の協定を結んだ。
- 文化も食も似ているのは、一衣帯水の近さゆえだろう。
類義語
- 一衣一水
- 近接
- 隣接
- 目と鼻の先
対義語
- 遠隔無縁
- 隔絶
- 疎遠