一蓮托生
読み方
いちれん たくしょう意味
もともとは仏教で、極楽浄土に同じ蓮の上で生まれ変わることをいいます。そこから転じて、よい結果も悪い結果も含めて、運命や利害をともにし、最後まで行動を共にすることを表すようになりました。由来
仏教、特に浄土教に由来する語です。「一蓮」は同じ一つの蓮華、「托生」は身を託して生まれ変わることを指し、極楽浄土で同じ蓮の上に往生する意から生まれました。成立の正確な年は未詳ですが、浄土教が広く浸透した平安時代以降に日本で定着したと考えられます。備考
本来は仏教語。現代では「運命共同体」の意味で使うことが多く、成功も失敗もともにするという重い響きがある。組織や夫婦、仲間関係など、正負どちらの文脈でも使われる。例文
- あの二人は若いころから苦楽をともにしてきたので、まさに一蓮托生の仲だ。
- この事業が成功しても失敗しても、私たち社員は会社と一蓮托生だ。
- 不祥事が表面化した以上、幹部だけでなく現場も一蓮托生の覚悟が求められる。
- 長い航海に出た乗組員たちは、一蓮托生の運命を感じて互いに助け合った。
- 共同経営を始めるなら、資金面でも責任面でも一蓮托生になることを忘れてはいけない。
類義語
- 運命共同体
- 一心同体
- 呉越同舟
対義語
- 各自独立
- 無関係