一粒万倍
読み方
いちりゅう まんばい意味
一粒の種もみが万倍にも実るという意から、ほんのわずかな元手・努力・善行が、のちに大きな成果や利益になって返ることをいう。また、そのように物事を始めるのに縁起がよいという意味でも使われる。由来
もとは「一粒の籾が万倍にも実る」という農耕的な発想から生まれた語。背景には古代中国の暦注・陰陽道の考え方があるとされ、日本では遅くとも江戸時代(17〜19世紀ごろ)の暦に吉日「一粒万倍日」として見られる。正確な初出年は不詳。備考
単独では比喩表現としても使うが、現代では「一粒万倍日」の形で見聞きすることが多い。開業・財布の使い始め・入籍などの吉日として語られやすい。例文
- 小さな勉強でも、一粒万倍のつもりで毎日続ければ、やがて大きな力になる。
- その一冊の本との出会いが、彼にとって一粒万倍の学びの始まりだった。
- 祖父は『善意も悪意も一粒万倍になることがある』と言って、日々の行いを戒めた。
- この投資は金額こそ小さいが、将来を育てる一粒万倍の種まきだ。
- 今日は一粒万倍日なので、開店日をこの日に合わせた。
類義語
- 積少為大
- 塵も積もれば山となる
- 一本万利
対義語
- 焼け石に水
- 杯水車薪
- 骨折り損のくたびれ儲け