一日三秋
読み方
いちじつ さんしゅう意味
人や物事を待ち望む気持ちが非常に強く、ほんの一日会えないだけでも、まるで長い三年が過ぎたように感じられることをいう。転じて、待つ時間がたいへん長く思われるほど、恋しさや待ち遠しさが強いさま。由来
中国最古の詩集とされる『詩経』の「王風・采葛」にある「一日見ざれば、三秋の如し」に基づく。成立はおおよそ紀元前11世紀~前6世紀ごろの中国古代とされ、日本でも漢籍受容を通じて用いられるようになった。三秋は三年ではなく、秋三回分、すなわち長い年月のたとえ。備考
強い恋しさ・待ち遠しさを表す文語的な表現。日常会話より文章語で使われやすい。「三秋」は文字どおり三つの秋ではなく、長く感じる時間のたとえ。例文
- 留学中の娘からの帰国連絡を待つ母にとっては、まさに一日三秋の思いだった。
- 新製品の発売日を心待ちにしているファンは、一日三秋の気持ちで告知を見守っている。
- 入院中の祖父の退院を家族みんなが一日三秋の思いで待っていた。
- 遠距離恋愛の二人にとって、次に会える週末までの数日は一日三秋に感じられた。
- 結果発表のメールが届くまで、一日三秋とはこのことだと実感した。
類義語
- 一日千秋
- 一刻千秋
- 寸陰若歳
対義語
- 泰然自若
- 無関心