一族郎党
読み方
いちぞく ろうどう意味
血縁のある親族一同に加え、家来・配下・取り巻きまで含めた人々全体を指す語。ある人物に属する身内や関係者を、残らずひっくるめていう表現で、勢力の広がりや総出であることを強調するときに用いる。由来
「一族」は同じ祖先を持つ親族・同族、「郎党」は平安時代末期から鎌倉時代(12〜13世紀ごろ)の武士社会で、主君に従う家来・従者を指した語です。これらを重ねたことで、血縁者だけでなく配下まで含む「身内・関係者の全部」という意味になりました。成立の厳密な初出年は特定しにくいものの、中世の武家社会を背景に定着した語と考えられます。備考
やや古風で、歴史物・評論・比喩表現で使われることが多い。現代では親族だけでなく、家来・取り巻き・関係者まで含めて大げさに言う響きがある。例文
- 彼は選挙の応援に一族郎党を集め、地元を練り歩いた。
- 戦国大名は領地を守るため、一族郎党を率いて出陣した。
- 祭りの日になると、祖父の家には一族郎党が顔をそろえる。
- 不祥事が明るみに出て、会社は社長の一族郎党まで調査の対象にした。
- その店の開業日には、一族郎党あげて祝いに駆けつけた。
類義語
- 一門眷属
- 一門一族
- 親類縁者
対義語
- 赤の他人
- 無関係
- 孤立無援