一敗塗地
読み方
いっぱい とち意味
一度の敗北で地にまみれるほど、ひどく負けること。転じて、戦争・試合・選挙・交渉などで相手に圧倒され、徹底的に敗れることをいう。単なる負けではなく、立ち直るのが難しいほどの惨憺たる敗北を強く表す語。由来
中国・前漢の司馬遷『史記』高祖本紀(紀元前91年ごろ成立)に見える表現に由来する。「塗地」は地にまみれること。ひとたび敗れれば地面に倒れ伏すほどの大敗を喫する、という意味から、徹底的な敗北を表す四字熟語になった。備考
「一敗地に塗る」という言い方でも見られる。やや硬い書き言葉で、日常会話では「惨敗」「完敗」のほうが自然な場合が多い。例文
- 決勝でわがチームは宿敵に一敗塗地の屈辱を味わった。
- 補欠選挙で与党は一敗塗地の結果となり、執行部の責任が問われた。
- 準備不足のまま入札に臨んだその企業は、競合他社に一敗塗地の敗北を喫した。
- 初陣では一敗塗地だったが、彼は敗因を分析して次戦で雪辱を果たした。
- 無謀な作戦の末、部隊は敵前で一敗塗地に終わった。
類義語
- 惨敗
- 完敗
- 大敗
- 壊滅的敗北
対義語
- 百戦百勝
- 連戦連勝
- 大勝利
- 圧勝