一所懸命
読み方
いっしょ けんめい意味
もともとは、中世の武士が生活の基盤である一か所の領地を命がけで守ることを指した語。そこから転じて、物事に命がけで打ち込み、力の限り努力することを意味する。現在は「一生懸命」の形のほうが一般的。由来
「一所」は中世武士にとって家の存続を支える大切な領地、「懸命」は命を懸けることを表す。鎌倉時代(12~13世紀ごろ)に、与えられた一か所の所領を命がけで守るという意味で生まれたとされる。のちに意味が一般化し、「一生懸命」という形も広まった。備考
本来は歴史的に重みのある語で、現代では「一生懸命」の表記がより一般的。「一所懸命」は古義や由来を意識した表現として使われることがある。例文
- 彼は家族を支えるために、一所懸命に働いている。
- 試合の最後まで一所懸命ボールを追う姿に感動した。
- 職人は一所懸命に技を磨き、ようやく一人前になった。
- 子どもたちは発表会に向けて一所懸命練習していた。
- 先祖はこの土地を一所懸命に守り続けてきたという。
類義語
- 一生懸命
- 全身全霊
- 必死
- 粉骨砕身
対義語
- 怠惰
- 怠慢
- 無気力
- いい加減