一場春夢
読み方
いちじょうしゅんむ
意味
人生の栄華や出来事が、春の夜の夢のようにはかなく消えやすいことのたとえ。
由来
中国由来の成語。唐代の詩文に見える「春夢(春の夢)」の語感と、仏教的な無常観が結びついて「一場春夢(ひと場の春の夢=ひとときの夢)」として定着したとされる。正確な成立年は不詳。
備考
文学的で硬めの語。栄華・恋・成功などの「はかなさ」を述べるときに用いる。口語の日常会話より文章・スピーチ向き。
例文
- 若い頃の成功を思い返すと、一場春夢だったように感じる。
- 宴が終われば静けさだけが残り、まさに一場春夢だ。
- 栄華を誇った一族も今は跡形もない。歴史は一場春夢である。
- 彼との恋は一場春夢に終わったが、後悔はしていない。
- 勝って兜の緒を締めよ——慢心すれば栄光も一場春夢となる。
類義語
- 盛者必衰
- 夢幻泡影
- 栄枯盛衰
- 諸行無常
対義語
- 永久不変
- 不朽不滅
- 恒久不変