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一刀両断

読み方

いっとう りょうだん

意味

もともとは物を一太刀で真っ二つに切ること。そこから転じて、物事を迷わずきっぱりと判断・処理すること、また相手の意見や問題点を容赦なく明快に退けることをいう。決断の早さや態度の厳しさを表し、文脈によっては『切り捨てるような冷たさ』も含む。

由来

中国の禅宗・漢語表現に由来し、原形は「一刀両段」とされることが多い。宋代(10~13世紀ごろ)の禅籍に見られるといわれ、日本では後に「両断」の形が一般化した。もとは文字どおり一太刀で二つに断ち切る意から、決断のたとえになった。

備考

肯定的には「明快で思い切りがよい」意味、否定的には「乱暴に切り捨てる」意味合いを帯びる。人間関係の文脈では強く響くことがある。

例文

  • 会議で出た非現実的な提案を、部長は一刀両断に退けた。
  • 彼は迷っていた私の相談に、一刀両断の答えを示してくれた。
  • 社長は赤字事業の継続案を一刀両断し、撤退を決めた。
  • 評論家はその主張の矛盾を一刀両断に指摘した。
  • 一刀両断に片づける前に、相手の事情も聞くべきだ。

類義語

  • 快刀乱麻
  • 即断即決
  • 斬釘截鉄

対義語

  • 優柔不断
  • 躊躇逡巡
  • 曖昧模糊

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