鹿を追う者は山を見ず
読み方
しか を おう もの は やま を みず意味
目先の目的(獲物や利益)に気を取られるあまり、周囲の状況や大局・危険を見落としてしまうことのたとえ。由来
中国古典に見える「逐鹿者不見山(鹿を逐う者は山を見ず)」に由来するとされる。出典の特定には諸説あり、成立年代も明確ではないが、漢籍由来の教訓句として古くから伝わった表現。日本では漢文素読などを通じて広まったと考えられる。備考
「目標に集中しすぎて周囲が見えない」戒めとして用いる。個人にも組織にも使えるが、相手を強く非難する文脈では言い方に注意。例文
- 売上目標ばかり追って顧客の不満を見逃すなんて、まさに鹿を追う者は山を見ずだ。
- 試験の点数だけに執着して体調管理を怠れば、鹿を追う者は山を見ずになりかねない。
- 目先の利益に飛びつく前にリスクを確認しよう。鹿を追う者は山を見ずだよ。
- 彼は昇進争いに夢中で、チームの雰囲気が悪化しているのに気づかない。鹿を追う者は山を見ずだ。
- 急いで契約を取りに行った結果、条項の不利を見落とした。鹿を追う者は山を見ずだった。
類義語
- 木を見て森を見ず
- 目がくらむ
- 目先にとらわれる
- 視野が狭い
- 近視眼的
対義語
- 遠くを見通す
- 大局を見る
- 木を見て森も見る