鴨の水掻き
読み方
かも の みずかき意味
水面では静かに見える鴨が、水中では足をせわしく動かしていることから、表面上は平然として余裕があるように見えても、見えないところでは懸命に努力したり苦労したりしていることのたとえ。由来
水に浮かぶ鴨が、上から見ると悠然として見える一方、水中では足を絶えず動かして進んでいる様子に由来する。そこから、人に見えない苦労や努力をたとえる言い方になった。明確な初出や成立年は不詳。備考
見た目の落ち着きと、裏での必死の働きとの対比を表す。努力や苦労をたたえる前向きな文脈で使うことが多く、他人の見えない頑張りを評するときに自然。例文
- 彼女はいつも涼しい顔をしているが、難関試験合格の裏には鴨の水掻きのような努力があった。
- 本番では落ち着いて見える司会者も、舞台裏では鴨の水掻きのように進行を確認している。
- 新店舗の開業まで、店長は表に出さず鴨の水掻きのように準備を重ねた。
- 仕事と育児を両立する母の毎日は、まさに鴨の水掻きだ。
- チームの快勝は、選手だけでなくスタッフの鴨の水掻きに支えられていた。
類義語
- 陰の努力
- 人知れぬ苦労
- 縁の下の力持ち
- 能ある鷹は爪を隠す
対義語
- 見かけ倒し
- 口先ばかり
- 有言無行