鳴く猫は鼠を捕らぬ
読み方
なくねこはねずみをとらぬ
意味
口先で大げさに言ったり騒いだりする者ほど、実際の行動や成果が伴わないというたとえ。よく鳴いて存在を誇示する猫は、肝心の鼠捕りという役目を果たさない、という意味で、実力よりも口数が多い人を戒める。
由来
猫は鼠を捕るものという生活実感に基づくたとえで、よく鳴く猫は獲物を警戒させてしまい捕まえにくい、という観察から生まれたとされる。成立の正確な年代・初出は不明だが、近世以降の口承的なことわざとして広く用いられてきた。
備考
人の「口先だけ」「実行力不足」を批判・戒める場面で使う。相手を直接貶す響きがあるため、目上や公の場では言い方に配慮するとよい。
例文
- 会議で威勢よく語っていたが、結局何もしない。まさに鳴く猫は鼠を捕らぬだ。
- SNSで宣言ばかりして行動が伴わない人を見ると、鳴く猫は鼠を捕らぬと思う。
- 彼は口では自信満々だが成績が伸びない。鳴く猫は鼠を捕らぬの典型だ。
- 大口を叩くより、まず手を動かせ。鳴く猫は鼠を捕らぬと言うだろう。
- 営業成績は静かな新人のほうが上だった。鳴く猫は鼠を捕らぬとはこのことだ。
類義語
- 鳴く犬は噛まぬ
- 口ばかりで手が出ない
- 口先だけ
- 言うは易く行うは難し
対義語
- 能ある鷹は爪を隠す
- 不言実行