鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥
読み方
なかぬならなかせてみようほととぎす
意味
思いどおりに動かない相手や状況に対して、力ずくや放置ではなく、工夫や働きかけによって望む結果を引き出そうとする態度をいう。柔軟に策を講じ、相手の性質を見極めて動かすことを勧める。
由来
戦国〜安土桃山期の武将・豊臣秀吉の性格を表す句として、江戸時代以降に「鳴かぬなら…時鳥」の三句(信長・秀吉・家康)として広まったとされる。正確な成立年は不詳だが、江戸期の創作・流布とみられる。時鳥(ほととぎす)は初夏に鳴く鳥で、思うように鳴かないものの象徴として用いられた。
備考
三句は人物評として引用されることが多い。実際に秀吉が詠んだ確証はなく、教訓句として用いるのが一般的。文語調でやや古風な響きがある。
例文
- 部下が動かないなら、鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥の発想で、評価制度を見直そう。
- 新規顧客が反応しない。鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥で、提案の切り口を変えるべきだ。
- 子どもが勉強しないと嘆くより、鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥で環境を整えた。
- 交渉が進まないときこそ、鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥で相手の利点を作ってやる。
- チームがまとまらないなら、鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥のように仕組みで動かそう。
類義語
- 工夫してやらせる
- 知恵を絞って実現させる
- 手段を講じて目的を達する
- やり方を変えて動かす
対義語
- 鳴かぬなら殺してしまえ時鳥
- 鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥