鳥は木を択べども木は鳥を択ばず
読み方
とり は き を えらべども き は とり を えらばず意味
鳥は止まる木を選べるが、木のほうは来る鳥を選べないという意から、人は自分の仕える主人や所属先を選べるが、主人や組織は来る人を思いどおりに選べない、また賢い人はよい相手や環境を選ぶものだというたとえ。由来
中国の古典『春秋左氏伝』哀公十一年(紀元前484年ごろの記事、成立は戦国時代・紀元前4世紀ごろとされる)の「鳥則擇木、木豈能擇鳥」に由来する漢文訓読のことわざ。日本での定着時期は明確ではない。備考
「択ぶ」は「選ぶ」と同義のやや古風な表記。「べども」「択ばず」も文語的で、日常会話より文章・講話で用いられることが多い。例文
- 転職先を慎重に選ぶ彼を見て、鳥は木を択べども木は鳥を択ばずという言葉を思い出した。
- 優秀な研究者に来てもらうには、鳥は木を択べども木は鳥を択ばずで、まず魅力ある環境を整えるべきだ。
- 学生が会社を選ぶ時代になり、まさに鳥は木を択べども木は鳥を択ばずだと感じる。
- 彼は待遇だけでなく上司の人柄まで見て入社を決めた。鳥は木を択べども木は鳥を択ばずというわけだ。
- 人材不足の今、企業側は鳥は木を択べども木は鳥を択ばずの現実を理解しなければならない。
類義語
- 鳥は木を選ぶ
- 鳥は木を択ぶ、木は鳥を択ばず
- 良禽は木を択ぶ
- 賢臣は主を選ぶ
対義語
- 選ばれる側が選ぶ側を支配する