鬼の首を取ったよう
読み方
おに の くび を とった よう意味
大したことをしたわけでもないのに、まるで非常に大きな手柄を立てたかのように得意げに振る舞うさま。相手の失敗を見つけたり、小さな勝利を得たりして、必要以上に勝ち誇る態度を批判的にいう表現。由来
鬼は日本の昔話や説話で、強く恐ろしい存在として描かれてきた。その鬼の首を討ち取ることは並外れた武功・大手柄にあたるため、「それほどの偉業を成し遂げたかのように得意になる」という比喩になった。具体的な初出や成立年代は不明。遅くとも近世以降の口語表現として広まったと考えられる。備考
多くは批判的・皮肉な文脈で使う。「鬼の首でも取ったよう」とも言う。相手を直接評すると失礼に聞こえることがある。例文
- 彼は小さな誤字を一つ見つけただけで、鬼の首を取ったように騒いでいた。
- テストで一問多く正解したくらいで、鬼の首を取ったような顔をするなよ。
- 部長の勘違いを指摘した彼女は、鬼の首を取ったように得意げだった。
- 相手チームのミスで勝っただけなのに、選手たちは鬼の首を取ったように喜んでいた。
- ネットで有名人の発言の矛盾を見つけ、鬼の首を取ったように投稿する人もいる。
類義語
- 得意満面
- 鼻高々
- 意気揚々
- 手柄顔
- 勝ち誇る
対義語
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 勝って兜の緒を締めよ
- 謙虚に振る舞う