鬼の首を取ったように喜ぶ
読み方
おに の くび を とった ように よろこぶ意味
大したことでもないのに、まるで大手柄を立てたかのように得意になって喜ぶこと。「鬼の首」は最も手強い敵の象徴で、それを取ったほどの功績だと言わんばかりに誇らしげに振る舞う、という皮肉を含む。由来
「鬼」は昔話・伝承で恐ろしい強敵の象徴、「首を取る」は武功を立てた証として敵将の首を挙げる武家社会の慣習に由来する比喩表現。成立年代は特定しにくいが、武家文化が色濃い中世〜近世(鎌倉〜江戸期)頃の語感を背景に広まったと考えられる。備考
皮肉・たしなめの語感が強く、相手の喜びを冷やかす言い方。直接本人に言うと角が立つことがあるので注意。「鬼の首でも取ったように」もよく用いられる。例文
- テストで一問当てただけなのに、鬼の首を取ったように喜ぶなよ。
- 彼は上司に褒められた途端、鬼の首を取ったように喜んで周りに自慢し始めた。
- そんな小さなミスを指摘できたくらいで、鬼の首を取ったように喜ぶのはみっともない。
- 新人が電話を一本受けただけで、鬼の首を取ったように喜んでいて微笑ましかった。
- 結果が出たのはいいけれど、鬼の首を取ったように喜ぶと反感を買うよ。
類義語
- 得意満面
- 大喜びする
- 小躍りして喜ぶ
- 鬼の首でも取ったように
対義語
- しょんぼりする
- 肩を落とす
- 平然とする
- 泰然自若