鬼のいぬ間の洗濯
読み方
おに の いぬま の せんたく意味
怖い人・うるさい人(鬼)がいない間に、普段はできないことや羽を伸ばすことをするたとえ。特に、監督や束縛が強い人が不在のときにこっそり気楽に過ごす、自由にふるまう、といった意味で用いる。由来
「鬼」は恐ろしい存在の象徴、「いぬ間」は「居ぬ間(いぬま)」=その人がいない間の意。「洗濯」は本来、忙しい・監視があると落ち着いてできない家事の代表として置かれ、恐い相手が不在のすきに用事を片づける(または自由にする)ことを言う。成立年代は特定しにくく、江戸時代頃までに口語として定着したとされるが、正確な初出年は不明。備考
「いぬ間」は「居ぬ間」。ややくだけた言い方で、サボり・羽目を外す含みで使われやすい。公的文章より会話向き。例文
- 部長が出張中で、まさに鬼のいぬ間の洗濯だ。
- 母が買い物に出たので、鬼のいぬ間の洗濯とばかりにゲームをした。
- 先生が職員室に行った瞬間、教室は鬼のいぬ間の洗濯状態になった。
- 父が単身赴任で家にいない週末は、鬼のいぬ間の洗濯で夜更かししてしまう。
- 監査が終わるまでは厳しいが、担当者が席を外すと皆、鬼のいぬ間の洗濯のように気が緩む。
類義語
- 親の居ぬ間に洗濯
- 留守の間に羽を伸ばす
- いない間に好き勝手する
対義語
- 虎の威を借る狐
- 天網恢恢疎にして漏らさず