鬼に瘤
読み方
おに に こぶ意味
もともと醜いものや悪い状態にあるものに、さらに欠点や不都合が加わって、いっそう見苦しくなる・悪くなることのたとえ。人の見た目だけでなく、評判や状況がさらに悪化する場合にも使われる。由来
具体的な初出や成立年は不詳。日本の民間信仰や説話で、鬼はもともと醜く恐ろしい存在とされ、その鬼にさらに「瘤」があると一層見苦しいという発想から生まれたと考えられる。古いことわざとして伝わるが、成立時期は明確ではない。備考
やや古風で使用頻度は高くない。『悪いもの・みにくいものに、さらに欠点が加わる』という比喩。人物の容姿に使うと侮蔑的に響きやすい。例文
- ただでさえ評判の悪い商品に欠陥まで見つかり、会社にとっては鬼に瘤だった。
- 彼は無愛想なうえに言葉まできつく、初対面では鬼に瘤の印象を与えがちだ。
- 不景気に原材料高が重なり、中小企業にはまさに鬼に瘤の苦境となった。
- 派手な衣装に大きな飾りを足したため、鬼に瘤で少しくどい見た目になった。
- 顔の古傷の上にこぶまでできて、本人は『まるで鬼に瘤だ』と苦笑していた。
類義語
- 泣きっ面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 雪に霜
対義語
- 仏に花
- 錦上花を添える