鬼に瘤
読み方
おに に こぶ意味
「鬼に瘤(おににこぶ)」は、鬼のように恐ろしい者や手ごわい相手に、さらに瘤が付くように欠点・弱点が加わって、いっそう厄介で始末が悪くなることのたとえ。もともと悪い状況に、悪い条件が重なって事態が悪化する意。由来
説話「こぶ取り爺さん(瘤取爺)」に由来するとされる。古くは室町〜江戸期にかけて広まった民話・昔話の系統で、鬼が踊りを気に入って爺の瘤を取った(または別の瘤を付けた)という筋が背景にある。成句としての成立年は特定しにくい。備考
「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り」などと近い。口語では「鬼に金棒」の誤用と混同されやすいので注意。例文
- 交渉相手が頑固なうえに上司の口出しまで入って、まさに鬼に瘤だ。
- 人手不足のところへ機械まで故障して、鬼に瘤の状態になった。
- 彼は短気で負けず嫌いだから、権限を持たせると鬼に瘤になりかねない。
- 悪天候に渋滞が重なって、旅行初日から鬼に瘤だった。
- ただでさえ予算が少ないのに値上げまで来て、鬼に瘤だよ。
類義語
- 泣きっ面に蜂
- 弱り目に祟り
- 踏んだり蹴ったり
- 散々の上に散々
対義語
- 鬼に金棒
- 濡れ手で粟