鬼が笑う
読み方
おに が わらう意味
「そんな先のことはどうなるか分からないのに、今からあれこれ言っても仕方がない。見当違いで滑稽だ」というたとえ。多くは「来年のことを言えば鬼が笑う」の形で、将来の不確かな計画や予測を早々に語るのを戒める。由来
由来は明確な年代は不詳。江戸時代には類例が見られ、遅くとも近世には口語として定着したとされる。鬼は人知を超えた存在として「先のことまで見通す」象徴とされ、その鬼でさえ笑うほど、未来の話は当てにならず滑稽だ、という発想から生まれた表現。一般には「来年のことを言えば鬼が笑う」として伝わる。備考
単独でも使うが、慣用は「来年のことを言えば鬼が笑う」。相手の先走りを諭す言い方で、強く言うと皮肉に聞こえることがある。例文
- 来年の人事まで決めるなんて、鬼が笑う話だよ。
- 新規事業の成功を前提に賞与の使い道を語るのは、鬼が笑う。
- 入試が終わってもいないのに進学先の話ばかりしていて、母に『鬼が笑うよ』とたしなめられた。
- まだ試作品の段階で海外展開を断言するのは、鬼が笑うと言われても仕方ない。
- 『来年は必ず優勝だ』と盛り上がったが、鬼が笑うと監督が苦笑した。
類義語
- 来年のことを言えば鬼が笑う
- 捕らぬ狸の皮算用
- 取らぬ狸の皮算用
- 絵に描いた餅
対義語
- 当たり前の話
- 当然のこと