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高木は風に折らる

読み方

こうぼく は かぜ に おらる

意味

高くそびえる木ほど強い風を受けて折れやすいことから、地位・名声・才能のある人ほど、人からねたまれたり攻撃されたり、災難を受けやすいというたとえ。目立つ存在には批判や妨害も集まりやすい、という意味で使う。

由来

自然現象として、高い木ほど風当たりが強いことに基づくたとえ。正確な成立時期は不明だが、中国・三国時代の魏の李康「運命論」に見える「木秀於林、風必摧之」(林より秀でた木は風が必ずこれをくだく)と同趣旨で、日本では近世以前から漢籍の影響を受けた表現として広まったと考えられる。

備考

やや古風で硬い表現。「折らる」は文語の受け身形。日常会話では同趣旨の「出る杭は打たれる」のほうが一般的。

例文

  • 若くして部長に抜擢された彼には反発も多い。まさに高木は風に折らるだ。
  • 有名になるほど一言一句を批判されるのは、高木は風に折らるということだろう。
  • 成績が抜群の彼女は周囲から嫉妬されていたが、高木は風に折らるとはいえ気の毒だった。
  • 新しい改革案を出した社長が激しい非難を浴びた。高木は風に折らるで、先頭に立つ人ほど風当たりが強い。
  • 才能を隠せとは言わないが、高木は風に折らるというから、目立つほど慎重な言動も必要だ。

類義語

  • 出る杭は打たれる
  • 木秀でて林より秀ずれば風必ずこれを摧く
  • 大木は風に折らる
  • 高木は風に嫉まる
  • 名高ければ謗り多し

対義語

  • 寄らば大樹の陰
  • 長い物には巻かれろ

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