驕る平家は久しからず
読み方
おごる へいけ は ひさしからず意味
権力や勢いに乗っておごり高ぶる者は、やがて人心を失い、長くは栄え続けられないというたとえ。今は絶頂に見えても、慢心や横暴があれば没落は早いことを戒める。由来
『平家物語』(鎌倉時代成立、13世紀頃)冒頭の「祇園精舎の鐘の声…」に続く「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」を踏まえ、平家一門の栄華が壇ノ浦(1185年)で滅びた史実を背景に広まった表現。成立年は特定しにくいが、中世の軍記物語・語り物の伝承に由来する。備考
他者を戒める文脈で使うことが多い。原典は「驕れる人も久しからず」。やや文語的で硬い印象。例文
- 新社長は派手にふるまうが、驕る平家は久しからずだ、足元を固めるべきだ。
- 売上が伸びたからといって社員を見下すな。驕る平家は久しからずだよ。
- SNSで一気に人気になっても慢心すれば炎上する。驕る平家は久しからずだ。
- 権力で部下を押さえつけるやり方は長続きしない。驕る平家は久しからず。
- 勝ち続けているチームほど驕る平家は久しからずを肝に銘じ、謙虚に準備している。
類義語
- 驕れる人も久しからず
- 盛者必衰
- 奢れる者は久しからず
- 栄枯盛衰
- 有頂天になるな
対義語
- 謙虚は福を呼ぶ
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 石の上にも三年