馬鹿も一芸
読み方
ばか も いちげい意味
どんなに愚かに見える人でも、何か一つくらいは人より優れた才能や取り柄を持っているということ。すべてがだめに見える人にも長所はある、という意味で、ややからかいや自嘲を込めて使うこともある。由来
由来ははっきり特定されていません。人を「馬鹿」と見なしても、何か一つは秀でたものがあるという民間の観察から生まれた俗諺と考えられます。成立した正確な年は不明ですが、近世以降、少なくとも江戸時代後期から広く用いられてきたとされます。備考
相手を「馬鹿」と見なす響きがあるため、面と向かって使うと失礼になりやすい。自嘲や軽い冗談、第三者評として使われることが多い。例文
- 彼は勉強は苦手だが、絵だけは驚くほどうまい。まさに馬鹿も一芸だ。
- 失敗の多い新人だと思っていたが、接客だけは抜群で、店長は馬鹿も一芸だと感心した。
- 私は運動も勉強もだめだけれど、暗記だけは得意で、馬鹿も一芸という感じです。
- 何でも完璧でなくていい。一つでも得意なことがあれば、馬鹿も一芸と言える。
- 彼を見くびっていたが、機械の修理では誰にも負けない。馬鹿も一芸とはこのことだ。
類義語
- 愚にも一得
- 下手も一芸
対義語
- 無芸大食
- 能なし